STAFF INTERVIEW
- 仕事内容は?
自社ブランドマンション『PREMIUM CUBE』シリーズの計画・企画・工事発注・施工管理・引渡しの各段階において工程管理・品質管理・予算管理等の管理業務を、設計者、施工会社と一体となってプロジェクト全般を運営しています。 具体的には、プロジェクトの準備段階としてアセットソリューション事業部にて購入検討をする土地情報に対して、設計事務所と建物プランを検討します。同時に工事の施工会社と建築コストなどを算定しプロジェクトにかかる総事業費を算出します。これらをもとにアセットソリューション事業部にて土地の購入・プロジェクト推進が決定されると、当事業部にてプロジェクトを始動させます。まずは地盤調査を専門業者に依頼し、設計事務所と共同で基本設計と協議しながら間取りの検討・外観デザイン・物件仕様などを検討し、近隣住民への説明会などを経て法律に定められた建築確認を取得し、建物の建設がスタートします。
工事が始まると、現場に通いながら施工会社や設計事務所の方と打合せを行い、現場の工程確認・品質確認などに従事しています。数ヶ月間の工事を経て建物の完成が近づくとお客様へお引き渡しする前に生活上の不具合がないか、製品に欠陥がないか、などの竣工検査を行い、プロジェクトを完工させます。
プロジェクトにより建築デザイナーの採用や異業種コラボなどを実施することもあり、その意匠や提案を現場に反映させるのも私たちの仕事です。また、弊社で新築物件を販売するにあたり、物件の魅力を伝えるパンフレットの作成もしております。
- 1日の仕事の流れを教えて下さい。
午前中は各プロジェクト現場、および計画中物件について、設計事務所や施工会社などからの連絡事項を確認し、回答を行います。建設中の物件に関しては、現場からの施工図をチェックし定例会議に備えます。計画中の案件はプランの検討であったり、施工会社の見積内容を精査したりします。
午後は現場の定例会議に出席し、施工図や検討事項に対して設計事務所・施工会社と打合せを行います。定例会議終了後、会社に戻り、定例会議中の保留事項などを詳しく検討し現場に指示を出します。
定例会議のない日は、キッチンなどの住設機器メーカーや建築資材を取り扱うショールームなどに行って、最新の住宅機器の確認を行ったりもします。
- 仕事の魅力、醍醐味を教えて下さい。
何も無い土地がスタートです。施工会社・設計事務所と打合せなどを行い工事が進み、だんだんと建物の形になり日々変化していく建物の姿を見ることにやりがいを感じます。そして建物が完成することでさらなる達成感を感じます。各建築プロジェクトにあった外観やエントランスホールデザインを行い、デザイン性の高い建物を造り上げていくのもこの仕事の魅力です。
- 仕事の難しさ、厳しさを教えて下さい。失敗談などはありますか?
工事費について、想定より多くかかってしまい収支が厳しいものになることもあります。工事費は金額が大きいので、ブレがあると事業全体に影響が出てしまうので慎重に進めなくてはなりません。数千万円ものズレが生じると・・・、という責任が重圧となります。
建築工事では、各工事・業種ごとにたくさんの人が携わるため、プロジェクトを計画通りの工程・施工手順で進めることが厳しく、各業者間との調整などが多くなります。計画が遅れないように先々の工程を考え問題点を早期に探し出し発見、問題を後回しにせず早期解決していくことの難しさを痛感します。
- 部署としての目標や課題などはありますか?
事業としてとらえると、やはり費用対効果の高い物件作りをしていかないと、と考えています。プロジェクトによってはデザイナーがいて、そのコンセプトや意匠を実物に反映させる調整や資材調達など目に見えないところは黒子に徹して業務をこなさなくてはなりません。また、当然ながら工期も予定した工期に納めるようにしないといけないのです。
マンションは工業製品とは違い、複数の人たちがかかわる手作り作品ともいえるものなので、いかに施工会社や職人の方たちを効率よく動かし、また動けるように検討事項を早く決めて、前に進めることが重要だと認識しなければなりません。
- 個人としての目標や課題などもありますよね?
近年の都市生活では多種多様な生活様式があり、さまざまな情報メディアからこれまでの常識を覆すものごとがいとも簡単に発信されている時代です。多くの視点で物事を考え、オーナー様や入居者様のニーズに応えたいと思っています。その為にも、デザイン面での情報収集や住まわれている方や時代の流行などにもアンテナを張り、形にできるようにしたいと思っています。